お金を借りる時の注意点:民事再生

お金を借りるときには、ほとんどの人が完済するつもりで借り入れをしています。しかし、カードローンやキャッシングといった無担保の小口融資は金利が高く、毎月の支払い金額が少ないのでなかなか元本が減らないというデメリットがあります。

 

そのため、返済の途中で怪我や病気などで収入がなくなる人もいますし、急に家電が壊れたり車の買い替えが必要になるなど、何らかの理由で支払いを滞納する人も少なくありません。厄介なことに、利用限度額の範囲内であれば借り入れが自由にできるシステムになっていますので、追加借り入れをしてますます借金を増やしてしまう人も少なからずいます。

 

このように支払い不能な状態になってしまった場合、一社程度ならば任意整理などで月々の返済額を減額してもらい、二度と借入をしない代わりに利息を大幅にカットしてもらうという方法もあります。しかし、ほとんどの人は借りやすいシステムを生かして他社で借入をし、それを返済にあてるという自転車操業をして首が回らなくなっています。この場合には、もはや法的手続きをとるしかありません。

 

法的手続きの中でも、近年多いのは民事再生です。この手続きは住宅ローンが残っている家を競売にかけられることなくそのまま住むことができ、借金の目的が浪費などであっても問題なく利用できます。住宅ローン以外の借金は100万円か債務総額の20%をいずれか高額なほうを分割弁済することで残りを帳消しにしてもらい、住宅ローンは全額払うことでそのまま住むことができるという制度です。

 

自営や勤めをしているなどの安定した収入があることが条件ですが、住宅を守りたいという人や、浪費等で破産手続きができない人などに幅広く利用されています。ただし、こういった手続きをとるとブラック扱いになり、今後ローンなどが組めなくなりますので、やはり支払いに行き詰る前に、きちんと返済計画を立てて賢く利用することが最も大切です。